わたし、いわゆる「町中華」と呼ばれる中華屋さんが好きなんです。
中華屋って、なんか不思議な魅力ありませんか?
昼でも夜でもふらっと立ち寄れて、がっつり食べたい時にも、軽く一杯って時にも使える万能スポット。そばを通ると、いつも良い匂いするし。
個人的には、あの油と香辛料の匂いが混ざった空気、ざわざわと適度に人の声がする店内がすごく落ち着くんですよね。
カウンターに座って、厨房の鍋を振る音を聞きながら、本でも読みたくなるような、そんな空間なんだよね。
実際、町中華って結構漫画とか雑誌おいてあって、読みながら食べてる人いますよね。
近所の中華屋にお気に入りの小説を持って行って、チャーハンが出てくるのを待ちながらページをめくってると、なんかドラマの中に入り込んだ気分になることがあります。
中華屋って、常連さんの会話がちょっとしたBGMになるし、店主とのやりとりも含めて、一つの“物語”が流れてる感じがするんだよね。人の生活の匂いが濃くて、それがまた小説と相性いいんだと思うんです。
中華料理ってどれもストレートに美味しいし、料理の出てくるスピード感もいい。読書の合間に餃子つまんで、熱々のラーメンをすすって、また物語の世界に戻る。そんな過ごし方、なかなか贅沢じゃないですか?
高級でもおしゃれでもないけど、そういう場所で読む小説って、なぜか記憶に残るんだよね。中華屋って、食べる場所でありながら、ちょっとした読書の隠れ家でもあると思います。