字を書くということ

手書きが好きです。お手紙やはがき、メニュー表やPOP…書いた人の人柄が見えるような気がするし、なんとなくぬくもりを感じます。今時誰かに何かを伝える時はメール(…すらも古いかもしれませんが)ばかりで、誰かに手紙を出すことも、何かゆっくり手書きすることも減りました。パソコンやスマホで送る方がずっと便利で早いですしね。
でもこういうのばかり使っていると変換になれてしまってどんどん字を忘れていっちゃいそうですよね。書かないと字も下手くそになってっちゃうのかな?
そんなことを考えて、先日お気に入りだったノートとペンに好きな歌詞や小説のフレーズを書いてみました。字を書くってけっこう疲れます(笑)書き終わった後は「私、字下手だなぁ」なんて思いながらも、なんか気持ちがスッキリしたりして。ただ言葉を聴いたり、眺めたりするだけより、ちゃんと自分の手で書いたほうが自分の中に入っていった気がします。そう言えば昔女優さんで台本は書いて覚えるって言っていた人がいました。書いてるうちにどうしてこの言葉なのかとかその風景や背景を自然と考えていて、いつもならさらっと流してしまうようなことも書くことで一字一字しっかりかみしめるのかもしれませんね。次はお気に入りの詩を書いてみようと思います。こうしていつか写経とか始めるのかな(笑)