水玉模様を楽しみたい

「水玉模様」この言葉を目にするととても懐かしい気持ちがこみ上げてきます。幼い頃にこの柄のスカートやワンピースを着ていたことがあるような、ないような不思議な感覚になるからでしょうか。
先日読んでいた小説に初老の女性が水玉模様のワンピースを着ているシーンが描かれていました。この方はとてもおしゃれで可愛らしいキャラクターの女性で、時折物語に登場するのが私の密かな楽しみでもありました。いつも個性的な色の組み合わせを上手にコーディネートしているところにとても好感が持てたし、こんな可愛らしい洋服が似合う年の取り方をしたいと感じました。
さてこの小説を読んでいた時のこと、たまたま通りかかった洋服屋さんで紺地に白の水玉模様の七分丈のパンツを見つけました。コーディネートにも幅を利かせることができると考え、鏡の前で合わせてみたところ、「このパンツに黒いTシャツやタートルネックを着て、ベレー帽を被ったらフランス人の絵描きスタイルの完成」など様々なイマジネーションが湧いてきました。同時に小説に登場するおしゃれな初老の女性が頭をよぎり思わず購入したのでした。まだ一度も着ておらず今はクローゼットの中でお休みをしていますが近々これを履いてお出掛けしようと思っています。