庭が美しい京都のお寺

本のページをペラペラとめくっていたら、京都について書かれた記事を見つけました。お寺や喫茶店、おばんざい、和菓子などこの街にはたくさんの魅力が詰っています。特に寺院はこの都市の顔とも言える存在であり、それぞれの特色を生かした建造物は訪れる者の心を穏やかに優しく包み込んでくれそうです。
この書籍には庭が美しいお寺が特集されていて、それらの建造物を巡る歩き方と供にコースが組まれていました。紹介されている寺は砂に幾つもの線が描かれた芸術色の高い庭ばかりで、その写真からも静寂と美しさを感じることができます。縁側の畳に腰をかけてずっと庭の景色を眺めていても決して飽きることはなく、そこにある緑や花や鳥の声などすべて変化する一瞬一瞬の情景を楽しめそうです。そんな時間を過ごすことは、日常においてとても贅沢な時間だと思うのです。
私もいつか美しい庭を巡る旅をしてみたいとこの書籍を読みながら思いを馳せています。そんな旅は非日常の静けさを肌で感じることで五感が研ぎ澄まされ、今まで思ってもみなかった良いアイディアが生まれてきそうです。そしてその思考は生活の糧として日々の暮らしによき変化を与えてくれそうです。こうした非日常を体験することこそが旅の醍醐味なのだと感じます。