変わるイメージ

先日、「羆嵐(くまあらし) 著:吉村昭」を読みました。
内容は、タイトルの通り、熊が北海道のとある村を嵐のように襲う凄惨な事件となっています。熊といえば、どちらかと可愛らしい印象があったんですよね。テディベアとか、くまのプーさんとか、リラックマとか…。それらのキャラクターのイメージから、温厚でのんびりしていている印象でしたが、「羆嵐」を読んだらその印象は一変しますね。
「羆嵐」は日本で実際に起きた熊害(ゆうがい)事件である、「三毛別羆事件」をモデルにしています。この事件の名前は知っていたし、熊が毎年人を襲うということも知っていましたが、熊が身近ではないためあんまりピンときませんでした。けど、実際のこの物語を読むと熊がいかに恐ろしいかが伝わってきます。まず体が大きいですよね…。体長2.7メートル、体重340キロ。もうこの時点で、少しでもどつかれたら一巻の終わりでしょう。
また、熊は一度自分のものと認定したものに執着をするようで、熊が奪った荷物や死体などを取り返すと大惨事につながるというのも怖かったです。日本の熊害事件だと、三毛別羆事件が圧倒的に有名ですが、他にも福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件や秋田八幡平クマ牧場という恐ろしい事件も起きています。秋田八幡平クマ牧場においては2012年に起きた、わりと最近の事件です。
熊怖いです…。熊から身を守る最大の術は出会わないことだといいます。みなさんも気をつけてくださいね。