先日とても興味深い本を読みました。それは自分らしい生き方とは何かを子育てを通して書かれた作品です。アメリカの心理学者などの作品に登場する言葉達を挙げながらとても丁寧に分かりやすく表現されており、現代を生きる私達にとって知っておきたいことが山ほど詰まった本でした。中でも印象に残っているのは、成長過程で親が子供に対して嫉妬をすることや思うようにさせるために働きかけることは大人になった時の性格に多大なる影響を及ぼすということです。様々な事例を挙げながら記されている内容からは今まで経験した良い事、悪い事を受け止めて整理する方法を得ることにも繋がります。こうして一つずつ心を整理しながら自分の好きなところも嫌いなところも受け入れることがまず一歩だということ、そして肯定的になることがポイントだということを知りました。嫌いなところと向き合うことは少々辛いことかもしれませんが、それを受け入れることは人にも寛大になれるというのはとても納得でした。また誰しも欠点はあるものですしそこを目ざとく気にしていたら恐らく誰のことも愛せないと思います。誰かを愛するということはその人の全てを受け入れることなのだということを改めて考えさせられたものです。
よい人間関係とはお互い自立して認め合うことだと思います。また依存しすぎず他者の考えを尊重することは自分の価値観や考え方も広がるのではないでしょうか。私もこの書籍で学んだことをもっと噛み砕いて肩の力を抜いて生きて行けたらいいと感じています。