商店街の古い書店

私の地元には「商店街」と呼ばれる地域があり、昔ながらの商店が並んでいます。例えば魚屋、文具屋、金物屋、洋服屋などです。今ではデパートやスーパーに行けば、一度ですべてが揃いますが、私はあえて商店を巡り、一つずつ買い物していくのが好きなんですよ。その商店街で、ちょっと1件、気になる書店があるんです。
この書店は私が物心付いたときからあり、正直言って、お客さんがあまり入っている様子はないんです。置いてあるのも時代遅れの文庫ばかりで、「よく経営が成り立っているな~」って不思議に思うぐらいなんです。
入り口には新刊の雑誌が置いてありますが、はっきり言ってそれもあまり売れている気配がないんです。他人事ながら、心配になってしまいますよね~。いったいどうやって暮らしているんだろう?生活は大丈夫なのかしら?とか(笑)
そう思ったら気になってしまって、この書店で雑誌を買うようになりました。さすがに年代ものの文庫本は買う気になれないので、週刊誌ぐらいならいいかな、って思って!レジに座っていたのは、この書店のご主人で物静かな人でしたが、さすがに経営状態のことまでは聞けませんでした…本当は聞いてみたかったですが…(笑)3度目の買い物で、あめ玉などをサービスしてくれました。しばらくはこの書店で買い物してあげることにします!