男性の生き方について書かれた本を読みました。この作品を購入したきっかけは「できる男とはどういうものなのか」とても興味があったからです。また女性である私自身も男の生き様とポリシーから何か得るものがあるのではないかという思いが心の底にあったことは言うまでもありません。
読み進めるうちに強く感じたことは、とにかくすごい説得力があるということでした。それは、ワイルドにたくましくあるための心得が手に取るように分かったからです。また女性向けに書かれた指南本よりも文章がマッチョなことに少々驚いたものです。そして書かれている内容はとても勉強になるものでした。例えば不景気の中で生きてゆくこと。景気の良し悪しに甘んじて時代や社会のせいにせずに、それをチャンスにしてアグレッシブな思想を持つこと。群れの中でその他大勢として安心するのではなく、己のポリシーと哲学を持つこと。これらは生きる上で得ておきたえい教訓だと思いました。この世の中には個々に課せられる仕事や役割がありますが、楽なものなどないし苦労や壁にぶち当たることは多くあります。その都度逃げるかそれを糧にするかは重要な要素だと感じました。
私の周りにはこの書籍の著者のようなワイルドな男性が少ないためか、この本で語られていることはとても新鮮に感じました。同時に本を通して学ぶ他者の価値観や思考はとてもためになることを改めて知ったのでした。