嵐の日には本と濃厚な時間を

朝目覚めた時には燦燦と太陽の光がさしていたにも関わらず、気が付くと外はものすごい雨が降っていました。これは今から数か月前のことだったと思います。太陽の光の中、にわか雨が降る光景が素敵だなと思っていた矢先、外は思いも寄らぬ悪天候へと変わっていったのでした。私はおうちに引きこもり、朝からうだうだしながらゴロゴロしていました。こんな天候の時は無理に外に出ずに、おうちでまったりするのが一番だと朝からもはや諦めモード。そのかいもあってか読書が思いのほか進んだのでした。買いだめをしておいた本達を枕元に置いて、ひたすらそれらのページをめくっていました。こんなにも集中力が出るのかというほどに、本との濃厚な時間を過ごせたことはとても貴重だったと思います。そしていきなり思い立って大掃除をして、押し入れから書籍を取り出して、もう一度読み返したい作品をまた枕元に置いてみました。「これだけあれば、あと数日間はこの生活が送れるかも」と思い、一人含み笑いをしました。
最近少々忙しない日々を送っているせいか、あの雨の日のことがとても懐かしく思います。またあんな風に読書と向き合う事ができる時間がやってくることを考えながら、暮らしております。