意外な書棚の重さにびっくり

先日、書棚の整理を検討していた時のことです。すでに部屋には大型の、棚板も丈夫なものがいくつかありました。その書棚からあふれたものを処分するついでに、あまり読む頻度の高くない小説などもいっしょに売るなり捨てるなりしてしまおう……と思ったのです。しかし、私は元来から優柔不断で、処分するか迷うような本はつい読みふけってしまい、なかなか片づけることが出来ませんでした。
本の前に心の整理の仕方で何か良い方法はないものかとネットを検索しながら情報を集めていると、とあるサイトの一文に目を惹きつけられました。「上段から下段まできっちりと詰めた書棚はアップライトピアノよりも重い」……と。頭にがんと衝撃を受けました。そして今は全く床の負担になっていないように見えても、着実にダメージは蓄積されていっている……とも。
そのサイトには本棚の高さや棚板の厚さ、入れる本は文庫本か漫画か専門書かなど、さまざまなパターンの検証結果がきっちりと記されていました。それからはもう、頭を空っぽにしてひたすら分類しました。出来れば長く住みたい思い出の家なので、がんばりました。きっとそういうことでもなければいつまで経っても整理出来なかったでしょう。床にあふれていた本もきれいになって、一石二鳥ではありました。