若者達の群像劇から考える都会

都会で暮らす若者達がルームシェアをする小説を大分前に読みました。サラリーマン、ニート、学生など職業も年齢もバラバラな男女が織りなす日常を描いたこの小説は、まだ若かった私の記憶に鮮明に刻まれたのでした。初めて読んでから十年 […]

ひと夏の出来事と繰り返される日々

独特な世界観を持った小説が好きです。抽象的で不思議な物語は読み手をどこか遠い町へと連れて行ってくれるからです。昨日読み終えた小説は、どこかにありそうでどこにもないところにある芸術家が集まる家を舞台にした作品でした。登場人 […]

優しい気持ちになることが出来る小説

心が温まることって素敵だと思います。殺伐とした気持ちがずっと続いてしまうことは、まるで雨雲がひしめく空のようにどんよりとしてしまい、心にも体にも良くないことだからです。 数日前から読み始めた本には、ほんわかするエピソード […]

亡き人の面影を残す女性の物語

遥か遠い国の一室でおこなわれた朗読会について書かれた小説を読みました。ゲリラの襲撃を受けて囚われた日本人達とその国の兵士が、夜ごと自分の身に起こった体験を発表した朗読を集めた作品で、どの話もとても興味深いものでした。職業 […]

優しく寄り添う命宿るもの

柔らかくて温かさを感じることが出来るものを手にすると、心が満たされます。それは頭で理解するというよりも心で感じるという表現がぴったりだと思うのです。先日読んだ小説は先に挙げたような心地良さを味わうことができる不思議な優し […]