ダンディズムに酔いしれた週末の黄昏時

とある週末の夕刻、とってもムーディーなラジオ番組を聴きました。楽しい週末が終わろうとしている時間帯にぴったりな音楽とトークはとても心地良かったです。この日のゲストはエッセイストで元週刊雑誌の編集をしていた男性でした。声はとても渋く、またトークは「大人」を感じさせる凄みを帯びており、発せられる言葉全てに新しい発見がありました。その貫禄に圧倒され、私はまだまだお子様だと感じたのでした。
「どんな時でも優しく落ち着きがあり人生を楽しむこと」これは男性が語った「男の美学」です。自分のモチベーションがよい時は実践できることですが、調子が鈍っていると自らの感情に任せてしまいこの言葉の通りには上手くゆかないものです。そのため「どんな時でも」というフレーズは、非常に意味があると感じたのでした。
音楽番組だったこともありゲストが選んだ曲も幾つか流れたのですが、これらもまた渋くてウィスキーやワインを片手に聴きたくなるような曲でした。生き方も趣味も全てにおいて「ダンディズムを極めている」と知り、このエッセイストに出会えたことを嬉しく思いました。
人生を謳歌して楽しむことを心得ていて、粋も甘いも経験してきた人の言葉にはとても重みがあります。近々ラジオで流れた曲を聴きながら、この方の書いたエッセイを読んでみようと心に決めています。