ローカル線の車窓から

久々に電車に乗って旅行に行ってまいりました。どちらかと高速バスの方が安価に済む場所にばかり行っていたのですが、今回はローカル線を乗り継がないと行けないような、少し辺鄙でのどかな場所が目的地です。
バスでの旅も良いですが、電車での旅も良いですね。見慣れない景色が車窓の外を流れていくのを時折目にしながら、のんびり手持ちの小説を楽しみ、駅弁を楽しみ、名所や名峰が現れたらにわかにデジカメを取り出してシャッターを切り……と、満喫してまいりました。
さてその目的地に着くと、古き良き時代の面影を残したレトロな雰囲気の駅が迎えてくれました。そこを出ると、人少なながらどこか懐かしさを感じさせる駅前が広がっており、まるで古里に帰ってきたかのような安心感を得ました。ちょうど何かのフェアの最中だったらしく、商店街には色とりどりの風船が飾られていました。その中を通り抜け、その地方の一の宮にお参りをして、有名なB級グルメに舌鼓を打ち……とても楽しかったです。
帰りの電車ではちょっとお尻が痛くなってしまったのですが、これはこれで醍醐味というものですね。行きとはまた違った顔を覗かせる風景を楽しみながら帰りました。次はどこに行こうか、今からあれこれと情報を集めています。そういえば、登山鉄道には乗ったことがないんですよね……。良い時期が来たらぜひ乗ってみたいです。