アートを仕事にする人々

美術鑑賞をすると気持ちが洗練されるものです。芸術に囲まれていると、創造力が沸いてきて、アーティストになったような錯覚と不思議なパワーが胸のうちに広がるような感覚を覚えたりもします。だからこそ芸術鑑賞は辞められないと思うことも少なくありません。
数日前にもっとアーティストのことを深く知りたいと思い、美大について書かれた本を読みました。油絵、彫刻、日本の古典的なアートなどを学ぶ学生達の姿を綴ったこの本は、美術と共に生きる人々のことが詳しく書かれていて、興味深かったです。そしてアートを仕事にしようとする者の心意気や生き様が少し分かったように感じました。
まず一つに彼らは暮らしをもアートにしてしまうような独創性を持っていて、それが強い個性となり作品に生かされています。また感性を研ぎ澄ますために日頃から意識を高めること、人と違う思考を大切に温めながらそれを高める努力をしていると感じたし、自分らしさや社会での窮屈さを楽しんでしまうような遊び心を持ち、それを活用することが上手なのだと思いました。色々な苦悩を製作のパワーに変える心意気は私も学びたいと強く感じたものです。これから先も新しい才能がどんどん世に放たれることを期待しつつ、私もアートとの出会いを育んでゆきたいと強く願ったのでした。