友達の家に遊びに行くと、一番の楽しみはそのお家で飼われている猫ちゃんと遊べることです。もう7歳になる男の子なんですけど、甘えんぼで可愛いんです!私としては、巷で話題になって写真集が発売されるような猫ちゃんたちにひけをとらないくらいです。
彼…って言うとなんか変ですけど、友達はその子を人間のように扱うんです。足元に来て鳴けば、「どうしたの?」と声をかけて、抱っこして欲しそうなそぶりを見せれば抱き上げてあげるし、遊んで欲しそうなら遊ぶし、まるで子供を見守る母親のようです。話をするときも、「彼は」って言うので、私も倣って彼と呼んでますが(笑)
彼の一番可愛いところは、友達のことが大好きなところ。友達がキッチンへ行けば付いていくし、トイレやお風呂にも付いて来たがるんだそうです。友達が何か作業や調べものをしていると、近くに来てくるんと丸まって寝ています。私とテーブルに向かい合って話をしているときも、必ず隣に居て丸くなっています。キュンキュンしてしまったのは、友達が席を外したときに彼はまだまどろんでいて、友達がキッチンでお湯を沸かしている間に目が覚めたようなんです。そうしたら、まるで「ママどこ!?」と言っているかのように鳴いたんです。その途端、キッチンから「こっちだよー」という声が聞こえて、その途端走って声のしたほうへ向かっていきました。信頼関係が出来ているからこそ、甘えてくれるんだろうなあと思うと、すっごくほっこりしました。
友達からすすめられたもの
友達から、「おすすめのバンドが居るから、CDを渡したい」と連絡が来たのが先月のことでした。もともと私も音楽は好きなんですが、一つのものにはまるとそればかり聴くのでなかなか新規開拓ができないんですよね。その点友達はプロのアーティストさんの音楽も大好きでファンクラブに入ってライブやコンサートにも行くし、自分でも昔音楽をやっていた関係もあってかいまだにインディーズで活動しているバンドの友達が多く、ライブハウスに行くことも多いんだとか。
そういうところでいいバンドを見つけると、時々こうやって連絡をくれて、CDをくれたりするんです。友達とは好みが近いので、おすすめされた音楽はどれも私のお気に入りになって、時々余裕があるときには一緒にライブにも連れていってもらうんです。
今回紹介してもらったバンドも、インディーズでがんばっているバンドらしく、東京都内を拠点にしているらしいんですが、東北や関西方面にもライブに行って精力的にがんばっているみたいです。昨日やっと受け取ることができたので聴いてみたんですが、とっても素敵な歌を歌う人たちでした。歌詞がとっても良くて、胸に刺さる言葉がたくさん出てきて元気をもらえました。
本を読んでいても思うことなんですが、こうやって誰かの発した言葉に勇気付けられたり、元気付けられたり、些細なことかもしれないけど、そうやってちょっとずついろんなところによりかかりながら生きていくものなのかも、なんて思いました。友達にもさっそくお礼の連絡をしなくっちゃ!
小さな図書室
ちょっとした手続きをしに役所に出掛けた帰りのこと。その近くに公民館があって、中には小さな図書室があるんですね。子供の頃はしょっちゅう通っていたのですが、大人になるにつれて、もっと大きな図書館へと移り気してしまっていました。ちょうどヒマだったこともあって、○年ぶりにその図書室を訪れてみることにしました。
びっくりしたのが、その図書室の匂いが昔とほとんど変わっていなかったこと。入室した途端、思い出がぶわぁぁっと蘇ってきて、胸が熱くなりました。匂いというのは記憶に強く結びつくものなのだそうです。「さつきまつ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」――なんて有名な和歌がありますが、さもありなむ、ともっともらしく頷いてみたくなる感じ。
さすがに蔵書類などは昔のままとはいかないようでしたが、奥の書棚に昔の愛読書が眠っているのを発見してホッコリ。他の利用者(ほとんど親子連れでした)から好奇の視線を時々もらいながら、かつての愛読書だった小説を立ち読みしてきました。「そうそう、この部分が好きだったのよね」なんて思い返してニヤニヤ。
何だか自分の原点に立ち返ったようで楽しかったです。いつまでもなくならないでほしいものですね。
調子が悪い日
ここ数日、小説に集中できない日が続きました。1日最低1冊は読む、という目標を掲げているのですが、その最低ラインはクリアできるものの、それ以上となると、つい他のことに気を取られてしまって、読むことができませんでした。気づけばパソコンやタブレットでかわいい猫動画巡りをしてしまったり、某無料百科事典サイトの関連ページを延々開き続けてしまったり……。
ここは1つ、何かシャキッと気分を変えるようなことをしなくてはならないような気がする……とは思っていたのですが、何だかそれを実行するのも面倒くさくて、日がな1日、ズルズル~っとした時間の使い方をしてしまっていました。
そういう時は流れに任せるのも手なのかなぁ、と思ってみたりもします。調子が悪いときは誰にだってあるもの。意識してどうかなるものではないのではないかな、と……自分を甘やかす言い訳だけはたくさん脳裏に蓄えつつ、毎日を過ごしていると、少しずつエンジンがかかってきました。どうも私はスロースターターのようで、1日1冊が1日1冊と半分、なんてペースだったのですが。
今日は何と3冊読めました。ちゃんと内容も頭に入っています。この調子でジワリジワリとペースを戻していきたいですね。
菓子店巡り
美味しいお菓子が食べたいな……。そんなことをつらつら考えている時に限って、書店にこの地方の有名な菓子店を特集しているガイド本が平積みにされていたりします。美味しそうな写真に惹かれて早速購入。地元民の私も知らないような新しい店の情報がチラシとして折り込まれていて、ホクホクでした。
休日、早速友人と連れ立って菓子店巡りをしてきました。最初に向かったのは新しくできたお店。外装も内装もとっても綺麗。ケーキやプリン、シュークリーム等の生菓子の他に、フィナンシェやパウンドケーキといった焼き菓子が壁際の棚に並べられていて、客が自由にカゴに入れたものを会計するシステム。どれもとっても美味しそうで、気になるものを厳選して買いました。
次に向かったのは、私が昔から通っている老舗のケーキ店。ここではロールケーキをチョイス。このロールケーキがものすごくおいしいんです!地方の内外から買いにくる人がいるくらい。
他の店も回って、できるだけ日持ちしそうなものを買い込んだら、友人とティーパーティしました。食事も要らないくらい甘いものを食べて、紅茶を楽しんで、小説や映画等の大好きな話題でおしゃべりして。楽しかったです。体重計のことは知らない。
縁日のシーンに思うこと
夏休みの主要イベントの1つ、縁日。昔から、縁日に行くとなるとものすごくテンションが上がっていました。ちょっと割高な屋台のメニューも、縁日効果でバンバン買ってしまうんですよね。そして妙においしく感じるという。花火大会も同時開催されていると、良い場所の口コミ情報を持ち寄ってあらかじめ席取りしておいたりとか。蚊対策の虫除けスプレーが日焼けした肌に沁みて痛かったりとか。まぶしい思い出がたくさんあります。
なぜこんな話をしているかというと、ちょうどいま読んでいる青春小説に縁日のシーンが挟まれていたから。浴衣姿の女の子とデート、基本中の基本ですよね。花火が上がったら女の子を褒めます。あるいはうっかり花火を褒めて純朴アピールとくらぁ。
自分が青春のただ中にあるときって、案外そのことに気が付かないですよね。青春小説を読んでいると、よく昔のことを思い出します。もう1度あの時期を味わってみたいなぁと思う傍らで、あんな恥ずかしい思いをするくらいなら2度と戻れなくてもいいと思う。そもそも戻れませんけども。不思議な時期です。
「青春は単なる人生の花盛りではなく、来るべき結実の秋への準備の季節である」――と言ったのは誰でしたか。少しは結実に向けて近づけているのかしら。今の自分は、あの頃の自分に誇れるかしら。そんなことをふと自問自答する今日この頃です。
井戸端会議のしあわせ
近所の人の家にお呼ばれしていくと、持ち寄ったお菓子をつまみながらの井戸端会議が始まります。話題は好きなアイドルの話だったり、昨日のテレビ番組のことだったり。とりとめのないことです。そのとりとめのない話題の中に、小説の話題が紛れ込むことがあります。テレビで紹介された小説や、ドラマ化した小説などが主ですね。メンバーの1人がそのときハマっている小説を持ってきてくれたりすると、話が盛り上がります。お互いに貸し借りし合って情報交換。とてもありがたいです。
実は私、井戸端会議が苦手でした。とある知人がいて、彼女は人の噂話やあら探しばっかりしていたのですね。脇で聞いていて、あまり居心地の良いものではありませんでした。そして、うかつに同意してしまったら大変な人でもありました。あることないこと言いふらされてしまうんですね。
でも、そういう人ばかりではないんですよね。当たり前のことですが、当時は彼女の印象があまりにも強すぎて……。今は節度ある付き合いができるご近所さんに恵まれて、とてもしあわせだなぁと思っています。何気ない話題で盛り上がれるってイイですよね。自然に笑顔がこぼれます。これが悪口の話題だったりすると、何だかイヤ~な感じの笑顔になると思うのです。毎日を気持ちよく過ごすためにも、気持ちのよい話題提供を心掛けたいものです。
プレゼントに本を贈ることにハマっています
本をプレゼントするって、なかなか無いのではないでしょうか?手作りの本でない限り、本には値段がついています。本屋さんに売っているものであれば、誰でも手に入れることができますので、珍しくありません。それでも、私は本を贈ることに夢中になっています。
といいますのも、一口に本といってもその種類は実に多いということです。いくら本好きの人といっても、チェックしている本と読んでいる本は限りがあるでしょう。まして、自分で購入する本には限界があります。
そこで、そんな本好きな人にはもちろんのこと、普段は本を読まないような人も、ぜひ本を読んでほしいと思い、始めた本のプレゼントなのです。基本的には、私が読んでみて「あのひとにピッタリかもしれない」と思った本を贈るようにしています。贈った本を読んでくれて、「面白かったよ!」と言ってもらえれば大成功です。このプレゼントをきっかけに、シリーズものを読み始めたとか、同じ作者の本を自分で購入してみたと言われれば、さらに嬉しさは倍増するのです。
今では装丁にこだわったきれいな本もありますし、文庫本であれば1,000円以下で購入することができます。ラッピングもしやすいので、ぜひ大切な人におすすめの本を贈ってみませんか?
ハードカバーと図書室の思い出
小さい頃から、本が好きでした。ですから、小学校から学校内にあった図書室にはよく通っていたと思います。専用の先生がおらず、昼休みなどに担任の先生が貸し出しを行ってくれた記憶があります。高校になると、さほど広くない図書室は少しだけ広くなったようなカンジがしましたが、司書という専用の先生がいらっしゃいました。
図書室から本を借りていたので、自然とハードカバーで読む機会が多かったのです。新刊を購入してくれるためか、はたまた児童書はハードカバーサイズが主流だったのかは定かではありません。私の学生時代の記憶は、ハードカバーで読んだことが強く印象に残っているのです。
大人になっても、相変わらず本は読んでいますが、通勤の際に読む本は持ち歩くことを考えてほとんど文庫本です。社会人になってから、手にする本はほとんどが文庫本かもしれません。たまに、どうしても欲しい新刊があってハードカバーで購入することがあります。そんなとき、もう自分は大人だというのに学生時代に戻って図書室の本を読んでいるような気分になることがあります。今も昔も変わらないそのサイズから、ふと懐かしい記憶がよみがえってくるのかもしれませんね。本の存在、重みを感じ取ることができるのは、やはりハードカバーが一番なのではないでしょうか。
先が読める恋愛をしたいですか?
学生時代にバイト仲間だった子と未だに連絡を取って時々遊んでいるんですが、その子が最近口癖のように「作り話みたいにべたべたな展開の恋がしたい」と言うんです。恋愛小説とか、ドラマや映画のような先が読めるのにドキドキする恋がしたいんだそうです。
彼女が言うに、実際の人間関係は「この人私の事好きかな?」と思っても実はただ誰にでも優しいだけの人だったり、狙っていたのは自分の友達だったりと言う事がありますよね。そういうことでいちいちがっかりするのが嫌なんだそうです。だから、もう「この人私の事好きかな?」と思ったらやっぱりね、が待っている展開が欲しいんだそうです。何とも贅沢な願いではありませんか。
私は先が見える恋愛なんて嫌だなあ、例え、その先に結婚や幸せな生活が待っているとしても、先が読めてしまったら楽しくないと思うと言いました。だって、どうせ結婚するなら優しくしなくてもいいやとか、甘えてしまいそうです。でも、友達はそういう安心感が欲しいんだそうです。何をしてもこの人は離れて行かないという安心感ですかね。うーん。
いつだって恋はいいものですけど、それはお互いに思いやる気持ちがあってこそだなと私は思います。友達はちょっと疲れちゃってるのかもしれませんね。今度温泉にでもいっしょに行ってこようかな。